<対人恐怖の具体的な症状>
・人前に出ると緊張して苦しくなる。(対人緊張)
・人前で緊張し、顔が赤くなってしまい辛い。(赤面恐怖)
・人と会話をする時に、相手の視線が気になり、目のやり場に困る。(視線恐怖)
・自分の視線が相手を不愉快にさせているのではないかと感じ、辛い。
・不愉快な思いをさせるのではないかと感じ、相手を正視出来ない。(正視恐怖)
・表情がこわばったり、顔がひきつって自然に笑えない。(表情恐怖)
・自分の笑い顔がべそをかいているように感じ、辛い。
・人前で唾を飲み込むと、その音が相手に伝わるようで、辛い。
・笑ってはいけない所で、笑い出しそうで、辛い。
・人前で緊張し、汗が出てしまうことが辛い。(発汗恐怖)
・人前で声が震えたり、手足が震えたりするので、辛い。
・電話の時に、最初の言葉がつかえてしまい、辛い。(電話恐怖)
・人と話している時に、言いたいことが言えなくなってしまい、辛い。
・自分が変な臭いを出しているので、人に迷惑をかけているように思う。
他人に自分がどう見られているかにこだわりすぎる病気です
自分が他人からどう見られているか、どう思われているかを気にしない人はいません。けれども、他人の本当の気持ちはわからないものです。こだわり始めるときりがありません。自分の表情が、視線が、動作が人の目にどう映っているか、それを意識しすぎることから対人恐怖は始まります。赤面、手のふるえ、表情のこわばりなどを心配したり、他人の視線や他人の存在そのものを恐れることが対人恐怖症の症状です。
ほかの病気の症状のこともあります
たとえば精神分裂病のはじまりや、うつ病でも他人が怖くなることがあります。その場合は早く薬物治療を行うことが必要です。対人恐怖が長引く時は、診断をつけて方針を決めるためにも、専門家を受診することが必要です。